8月28日、議長である朴槿恵大統領にご参加頂いた中、第16期民主平和統一諮問会議の全体会議を盛大に開催致しました。
全体会議は、諮問委員の皆様が第16期民主平和統一諮問会議の活動の目標と方向性を共有するとともに、南北間の分裂と対立を越えて、南と北が一つになる統一時代を私たちの手で築いていこうという意志と決意を固めた非常に有意義な場でした。
お忙しいところ、ご参加くださった国内外の諮問委員の皆様に心より深く感謝申し上げます。
全体会議で、朴大統領は「私たちが追い求める統一は韓民族全員が、人間の尊厳を守り、自由と権利を謳歌しつつ、経済的な豊かさと民族文化の隆盛を一緒に享受できる平和な統一であるべきだ」と述べました。
また、統一は単に南北が一つになることではなく、世界の平和と人類の幸福に貢献できる新しい韓半島を切り開いていく偉大な旅程の出発点でなければならないと強調しました。
韓半島の真の平和と統一の新しい時代を開くためには、北朝鮮が一日も早く核を放棄し、韓国と北朝鮮が共に発展していける共生の道へ歩み出なければなりません。
しかし、その道は決して簡単でも平坦でもないです。政府が国民的支持をもとに忍耐を持って原則を守りつつ、小さな信頼から大きな信頼が築かれるようにし、小さな統一から大きな統一を成し遂げることができるよう、民主平和統一諮問会議が支えていかなければなりません。
統一問題と対北政策においては、理念、政治的派閥、世代又は階層間の葛藤や分裂があってはなりません。
祖国の平和的統一を願う情熱を持って諮問委員になられた皆様が、国民統合を妨げる社会内部の対立を解消して統合へ導き、さらには幸せな統一の時代を早めることができるようにご協力お願い申しあげます。
緻密に準備して待ち構える統一だけが韓半島に幸せな未来をもたらすと思います。
そのためには、民主平和統一諮問会議が国民と一緒に統一に向けての挑戦を始めなければなりません。
国民の活き活きとした生の声をありのまま受け止めて大統領に諮問・建議し、対北政策に反映されるように努めなければなりません。
また、未来を担う統一の世代が私たちの烈士たちの血と汗で取り戻した光復と建国の歴史を正しく認識できるように、統一についての歴史教育にも心血を注がなければなりません。
このような活動こそが、朴槿恵政府の4大国政基調の一つである「平和統一の基盤構築」を可能にし、統一の礎を築く近道になると思います。
第16期民主平和統一諮問会議諮問委員の任期は、ただ今始まったばかりです。
全体会議で皆様が声を合わせて、今後の2年間について宣誓したように、「祖国の民主的平和統一を願う民族の念願を叶えるべく、各々の使命を誠実に実行」して下さるようお願いします。
信頼と統合で8000万の人々が幸せな統一の時代を一緒に築いていきましょう。
諮問委員皆様のご健勝とご家庭の平安をお祈り致します。
ありがとうございました。
2013年8月30日
民主平和統一諮問会議
首席副議長 ヒョン・ギョンデ